今週のフランス

住宅ローン新規与信額、2017年も最高記録を更新

フランス中銀が2月2日に発表した統計によると、2017年の住宅ローン新規与信額は2720億ユーロとなり、前年から200億ユーロ増加した。前年に続いて過去最高記録を更新した。住宅ローンの融資残高は年末時点で9550億ユーロとなり、1年間で6%を超える増加を記録した。

住宅ローン金利が低めで推移を続けていることが追い風となった。年末時点の住宅ローン平均金利は1.61%となり、年頭からの上昇幅はわずかに10ベーシスポイント程度にとどまっている。

新規与信額のうち、足元の低金利を利用した既存ローンの借り換えは1120億ユーロとなり、与信全体の4割強を占めた。ただ、この割合は、1月の62%に対して、12月には16%まで下がっており、借り換えの勢いはかなり鈍りつつある。他方、新規購入のための与信は1600億ユーロとなり、こちらは17%近くの増加を記録した。

2017年の与信増加は、政府の住宅購入援助の縮小を見越して、駆け込みで購入に踏み切る家計が多かったことによるという見方もある。2018年には、一部の都市における住宅価格の上昇や、金利の上昇などを材料に、需要が一段落する可能性もある。(「日刊メディアダイジェスト」2月5日より転載)

 

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