今週のフランス

人工心臓開発の仏カルマット、増資を開始

完全置換型の埋め込み人工心臓を開発する仏カルマットは12月5日、増資に着手した。最大で5290万ユーロを調達する。既存株主は出資率に応じて、発行される新株を引き受ける権利を有しており、引き受けられなかった分が公募により売却される。これまでに、3450万ユーロ分の引き受けが約束されており、その中には、今回が初の出資となるベルギーの製薬Therabelが約束した250万ユーロ分が含まれる。既存株主のうち、エアバスとBPIフランス(公的投資銀行)は引き受けに応じないことを決めた。

カルマットは調達資金の52%を治験に充当する。この治験を経て、2018年末までにCEマーク(欧州連合の基準適合マーク)の取得を目指す。また、資金の3分の1を新工場の設置に、残りを米国での治験開始と、将来の発売の営業費用に充当する。同社は、2018年1-3月期には、パリ郊外のボワダルシーに人工心臓製造施設を開所する計画で、研究開発はこれまで通りパリ郊外のベリジーの施設で続けられる。ここではAdd Up(タイヤのミシュランと3DプリンタのFivesの合弁)との提携により、人工心臓の部品製造に向けた研究が実施される。(「日刊メディアダイジェスト」12月7日より転載)

 

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