今週のフランス

コルシカ島議会選挙:民族主義政党がリード

コルシカ島議会選挙の第1回投票が12月3日に行われた。自治政府首班のシメオニ氏とコルシカ島議会のタラモニ議長が率いる民族主義政党フェムアコルシカが45.36%の得票率を確保して第1党となり、2位のモンドローニ氏が率いる保守系の候補リストの14.97%を大きく引き離した。10日に行われる決選投票での圧勝が確実となった。投票率は52.17%となり、2年前の地域圏議会選の59.7%と比べてかなり低下した。

コルシカ島は全体が地域圏と同等の扱いとなっており、島全体は2つの県により構成されている。今回の選挙は、両県の県議会を地域圏議会であるコルシカ島議会と統合し、全島の議会を一つにまとめた上で行われた。選挙後に統一コルシカ島議会が初めて発足することになる。

フェムアコルシカは自治権強化を公約に掲げており、独立については消極的な姿勢を示している。得票率で3位以下は、保守勢力の分派が12.77%、国政与党のLREMが11.26%、急進派の民族主義政党Core in Fronteが6.69%、左派勢力が5.68%、極右FNが3.28%となっており、数の上で民族主義派の勝利を阻む大同団結は望めず、フェムアコルシカの圧勝が確実視される。支持が大きいほど、フェムアコルシカはより踏み込んだ自治権の付与を政府に対して求めてくるのは必至で、選挙結果とその後の展開が注目されている。(「日刊メディアダイジェスト」12月5日より転載)

 

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