今週のフランス

欧州のイスラム教徒、大きく増加へ

米ピューリサーチセンターはこのほど、欧州におけるイスラム教徒の人口推移に関する予測を公表した。欧州連合(EU)の加盟28ヵ国とスイス、ノルウェーの合計30ヵ国を対象に、イスラム教徒の人口の現状把握と将来予測を行った。これによると、2016年の時点で欧州のイスラム教徒数は2580万人となり、全人口の4.9%を占めた。将来予測は複数のシナリオに基づいて行われたが、大量に移民が流入した場合で、2050年の時点でイスラム教徒数は7500万人となる。欧州総人口は5憶3800万人に上るとみられており、イスラム教徒が少数派にとどまることに変わりはない。ただ、イスラム教徒は若い世代が多く、出生率も高いことから、移民ゼロという極端な仮定においても、その人口は増え、全人口比も上昇するという。

フランスは2016年時点でイスラム教徒の数が572万人に上り、ドイツ(495万人)や英国(413万人)を上回り、数の上で最も多い。対人口比も8.8%と高く、これよりも高いのはブルガリアのみ(79万人、11.1%)となっている。2050年時点では、「移民ゼロ」の場合で860万人(総人口比12.7%)、中間的なシナリオの場合で1260万人(17.4%)、「移民大量流入」の場合で1320万人(18%)となり、欧州でトップクラスとなる。

イスラム教徒の女性の合計特殊出生率は、欧州全体で2.6だが、フランスでは2.9とかなり高い。フランスにおけるイスラム教徒の平均年齢は27才で、非イスラム教徒の43才と比べてかなり若い。(「日刊メディアダイジェスト」12月4日より転載)

 

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