今週のフランス

仏保険業界、ブロックチェーン利用のプラットフォームを導入

仏保険業連合会(FFA)は9日、ブロックチェーンを用いた保険会社間のプラットフォームを試験導入すると発表した。14社が合流し、自動車保険・住宅保険の解約・乗り換えに関する情報の受け渡しに使用する。

フランスでは、法令改正を経て、自動車保険・住宅保険の解約が容易になった。12ヵ月を経過した契約を加入者が随時、解約することが可能になり、また、解約と乗り換えの手続きも簡素化された。具体的には、加入者は新規に保険に契約し、保険者側が従来契約の解約手続きを行う形になり、30日以内の切り替えを保障することも義務付けられた。こうした新たな義務に伴う業務を省力化し、コストを引き下げる目的で、新たなプラットフォームが導入された。

ブロックチェーンはビットコインなど仮想通貨を支えている分散型台帳技術で、複数のプレイヤーが情報をやり取りし、台帳を随時更新する場合に適している。プラットフォームは2015年に起業のベンチャー企業Stratumnが開発。柔軟性が高く、新たな機能を追加したり、新たなプレイヤーを迎えるのに適しており、交換される情報も必要最低限のプレイヤーのみアクセス可能という安全性の高さもセールスポイントとなる。欧州連合(EU)では、個人情報保護に関する新規則が2018年に施行されることになっているが、プラットフォームは新規則の要件に対応している。

 

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