今週のフランス

政府、ADP(空港運営)とFDJ(宝くじ)の保有株式譲渡を計画

8日付のルモンド紙によると、仏政府は、ADP(パリ首都圏の主要空港運営)とFDJ(宝くじ)への保有株式売却に向けて、顧問銀行及び顧問弁護士団の選定作業を開始した。

ルメール経済相は9月に、イノベーションの推進に必要な資金を確保するために民営化計画に着手すると予告。同月中には仏エネルギー大手エンジーの4.5%株式が譲渡されており、政府は15億ユーロの売却収入を手にしている。

ADPとFDJの民営化には法整備が必要であり、微妙な案件であるため国会での審議が難航することも予想される。また実施前に明確にしなければならない課題もある。例えば、ADPの場合は、空港の運営者であると同時に空港用地の保有主体でもあり、この点をどうするかを決めなければならない。他方、FDJを巡っては、部分民営化にあわせてオンラインカジノの禁止や税制・監督体制の抜本的な見直しを行い、FDJへの投資家の関心を一段と高めるべきだとする意見が政府部内から上がっている。ただ、そのような改革には強い反対論も予想され、今後の展開が注目される。(「日刊メディアダイジェスト」10月10日より転載)

 

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