今週のフランス

仏貿易赤字、1-6月期に大幅増

税関統計によると、フランスの貿易赤字は1-6月期に344億ユーロに上った。前の期から81億ユーロの大幅増を記録、1-6月期としては、2012年以来で最大の赤字となった。前の期比では、エネルギー製品の貿易赤字幅が、原油価格の上昇の影響で20億ユーロの増大を記録。また、製造業の貿易赤字額も38億ユーロの増大を記録、赤字幅増大における最大の要因となった。

欧州連合(EU)内の貿易に限定しても、輸入が増大する一方で、輸出は振るわず、貿易赤字は前の期比で70億ユーロの増大を記録した。特に、ポンド安を背景に英国からの輸入が大きく増大、逆に英国向けの輸出はわずかに後退した。全体に、国内の消費拡大を背景に輸入が大幅に増加、輸出の伸びがこれについてゆけず、貿易赤字の増大を招いた。

この結果は、労働コスト削減の努力にもかかわらず、仏経済が輸出競争力を取り戻していないことを示している。同じ時期に、ドイツは1225億ユーロの貿易黒字を達成しており(前年同期比では70億ユーロ減)、改めて明暗が分かれた。貿易担当のルモワーヌ外務閣外相は1-6月期の数字を憂慮すべきものだと言明。関係機関との協力を密にして、年内に対策をまとめると予告した。

 

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