今週のフランス

「ファーストレディ」論争、「憲章」公表で決着か

「ファーストレディ」の地位を巡る論争が生じている件で、大統領府は、大統領夫人に関する「憲章」を公表する方針を固めた模様。7日までに報じられた。

大統領夫人の地位に関する規定はフランスには存在しないが、マクロン大統領は就任前に、しかるべき地位を成文化すると予告していた。その一方で、マクロン政権は、公職倫理向上法案を策定し、国会議員に対して自らの親族を公費にて採用することを禁止しており、これとの絡みで、大統領夫人のみが公費の投入を認められるのはおかしいという議論が、左翼政党「不服従のフランス」などから出されており、公職倫理向上法案の審議の際にも提起された。また、左翼系の「芸術家」を名乗るティエリー・ポール・バレット氏が立ち上げた「ファーストレディの地位制定に反対」する署名活動(Change.org)も22万人近くの署名を集めたという。マクロン大統領は結局、法令による地位の明文化を断念し、代わって方針を明示した文書を公表するという折衷案を選んだという。

明文化された規定はないものの、歴代の大統領夫人には、大統領府内に執務室を与えられ、専用の官房とSPを付けるという待遇が認められている。2014年に会計検査院が示した試算によると、年間の費用は45万ユーロに上る。

 

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