今週のフランス

新首相にエドゥアール・フィリップ氏

マクロン新大統領は5月15日、エドゥアール・フィリップ下院議員(ルアーブル市長)を新首相に任命し 、新内閣の組閣を要請した。

エドゥアール・フィリップ新首相は1970年11月生まれの46才。ルーアンの出身で、両親はともにフランス語教師。父親が独ボン市のリセ・フランセの校長を務めていた時期に、同市でバカロレアを受験した。

パリ政治学院(シアンスポ)や国立行政学院(ENA)で学び、1997年にENA を卒業後、政府諮問機関・最高行政裁判所である国務院(コンセイユデタ)に入った。その後に政界に転じ、2010年からルアーブル市の市長を務め、2012年からはセーヌマリティム県選出の下院議員を兼任してきた。

保守政党の共和党に所属するが、中道寄りのジュペ派に属する。ジュペ元首相とは2002年以来、緊密な関係にある。ジュペ元首相が共和党の予備選で負けて以後は党の統一候補に選ばれたフィヨン元首相を支持していたものの、フィヨン候補の架空雇用疑惑が発覚して以後、選挙キャンペーンからは身を引いていた。

エドゥアール・フィリップ氏は、シアンスポの学生時代には社会党で2年にわたりロカール元首相を支援して運動したこともある。ロカール氏に対するミッテラン大統領(当時)の態度に反発して、社会党から離れ、その後は右派寄りになったが、ENA時代も「典型的な中道派」だったとの同級生の証言もある。中道系のマクロン新大統領との親和性が強い右派の首相候補として以前から注目されてきた。(「日刊メディアダイジェスト」5月15日より転載)

 

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