今週のフランス

TF1、地デジ無料局の権利料を配信事業者に請求

民放大手TF1は、配信事業者に対して、地デジ無料局配信に係る料金を請求する方針を固めた。一部の事業者にその旨を通告した。地デジ無料局の配信に係り権利料が請求されたケースはフランスではなく、実現すれば初めてとなる。

TF1(ブイグ・グループ傘下)は、自前の地デジ無料局(TF1、TMC、NT1、HD1、LCI)について、配信事業者に代価を要求。要求が通らないなら、ウェブ経由の配信(スマホ、タブレット、パソコン向け)を4月末日にも停止し、テレビ向け配信も今夏に打ち切る方針を示しているという。対象となる事業者は、IPTV配信を行う通信事業者、ケーブルテレビ、衛星配信事業者で、既に最大手のオレンジとSFR、カナルサット(カナルプリュス・グループ)には正式に通知がなされたという。

報道によれば、TF1は1億ユーロ前後の権利料を要求している。ただ、通信事業者の側がこれに応じるとは限らない。交渉が失敗して通信事業者が配信から手を引いた場合、TF1のオーディエンスは自動的に下がり、広告収入に打撃が及ぶことになる。また、通信事業者はTF1の広告スペースを購入する大口顧客でもあり、通信事業者の側には、出稿を打ち切って報復するという奥の手もある。

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