今週のフランス

寄付パリのユダヤ芸術・歴史博物館でゴーレム特別展

パリのユダヤ芸術・歴史博物館でゴーレムに関する特別展が始まった。

ゴーレムはユダヤ教に根差した古い伝説に由来する粘土製の人造生物で、ロボットの精神的な祖先とも考えられる。ゴーレムは本来、無定形の塊のことを指し、神がアダムを作る時に用いた材料がこの言葉で言い表されていた。ゴーレムの伝説は古くから存在するが、有名になったのは19世紀中頃、中欧のユダヤ人コミュニティの間でのことで、16世紀のプラハ(チェコ)を舞台とする物語(ラビがユダヤ人を迫害から救うために作り出したゴーレムが暴走する)がその後のゴーレム伝説の土台となった。

特別展では、ゴーレム伝説の精神的背景となったカバラの「形成の書」(1612年出版本)に始まり、ゴーレムを下敷きにした「超人ハルク」をはじめとするサブカルチャーの作品の数々に至る136点を集めて展示。人工知能・ロボットに関する展示を加えて、ゴーレムの諸相を多角的に提示している。7月16日まで開催。月曜休館。(「日刊メディアダイジェスト」3月13日より転載)

 

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