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雑学、航空機/JAS AIRCRAFT SA

皆様が日頃仕事の足として利用されている「航空機」について、弊社の航空機部品に関連する領域で、「航空機」(気球 飛行船、グライダー、飛行機を含む総称で、 飛行機と言うとエンジンで飛ぶ飛行機そのものを意味します)に関する四方山話を少々。

 

雑学1; フランスは航空機 先進国? 
1903年12月17日ライト兄弟がアメリカ東海岸キティホーク(何も無いへんぴなところで、彼らは気象台のデータだけから飛行に最適な場所を決め、彼ら の住む中部のオハイオ州デイトンから6日もかけ飛行実験に行きましたが、この辺が彼らの真骨頂)で世界初の動力飛行に成功した時は、約275キロの機体を 自作四気筒12馬力エンジンで36.6m、12秒間飛行させたのが物事の始まりで、私ども航空業界の創業者でもあります。 (その日の4回目の飛行では 260m迄飛距離を伸ばしています、立派)

 

時は過ぎ、100年後パリ~東京間も直行便となり、現在の最長商業路線はシンガポール~ロサンゼルス間、約14,000Km 飛行時間実に15時間弱。 (機材はエアーバス社の四発エンジン機 A340-500ですが、映画を見た後は機内でどの様に過ごしますか?) ライト兄弟の記録と比較して飛行距離で38万倍、飛行時間で約4,400倍(距離の38万倍に比べ、少ない数字ですが、これは機体の大幅なスピード アッ プが理由)此れがこの間の航空技術の進歩の証ですが、ヨーロッパでの初の動力飛行はアメリカに遅れること3年、1906年10月、フランス人 アルベル ト・サントス・デユモンがブローニュの森のバガテル広場で成功しています。 

   

但し、フランス人は世界で初めて空を飛んだのは我々フランス人だと言う事でしょう、ライト兄弟を遡る120年前(今から221年前)の1783年11月 21日、モンゴルフィエ兄弟の熱気球がブローニュの森(この森はフランス航空史の由緒正しい場所でもあります)シャトー・ド・ラ・ミユットの前庭から科学 者と侯爵を乗せ高度900m?、滞空時間20分?の世界初有人飛行を成功させています、但し、動物による世界初飛行はその3日前、ルイ16世、王妃マリー アントワネットの見守る中、アヒル、鶏、羊殿がお乗りになり、見事に動物実験飛行を成功させています。
この様にフランスは当初から航空先進国であり、第一次世界大戦時の航空エンジンの生産台数では世界No1の9万台強、最盛期には月間4,500台弱の航空 エンジンが大量生産されアメリカ等にも輸出されていました。(この台数は現在でも驚きの値ですが)又、日本は航空黎明期にフランスから多くの教えをフラン ス航空団等から直接受けましたが、1910年12月の日本での初飛行を行った徳川 好敏大尉はフランスで日本人初のフランス航空協会発行の航空免許状(第 289号)を4ヶ月前に所得し帰国しています。

 

雑学2;航空会社は一見華やか? 実は装置産業です?
航空会社は一見華やかな業種に見えます?が、実は巨大な装置産業そのもので、商売用の航空機、その整備用格納庫、取り降しエンジンや部品の修理工場、整備 用予備部品倉庫、特殊機材(機体の除雪用特殊車両等も保有)、飛行訓練用シミユレータ設備等々、一機を飛行させるためには結構な設備投資が必要になりま す。

   
CDGに駐機中のA380
(CGの予想図)
(写真提供 AIRBUS社)
 

因みに、エアーバス社の巨人機で2006年就航予定の総二階建て(総ヒノキ造りではありませんが、日本メーカーが得意とする複合材等がアルミに替わり機体重量の20%強、使用される計画で、現在日本企業18社がA380プロジェクトに参加しています) A380をお買い求めの場合、一機2億ユーロ強程度と云われていますが、高いか安いかは別として、既に129機の注文を頂いている模様です。

 

雑学3;飛行機整備は部品が命!
航空会社は安全運行が最大の使命です、各空港では整備士が次のフライトに向け、決められた整備と発見された不具合箇所の修理を実施しますが、腕の良い整備 士でも修理用部品無くしては作業が出来ません、では一般的に航空会社がどの程度の部品を所有し、日常の運行維持に備えているかとなりますと・・・・、日本 航空の場合で整備用予備部品 約30万点強、1,000千数百億円程度を所有しています(統合で機数と機種も増えましたが)。 この膨大な部品を必要発生頻度と在庫コストとの兼ね合いで、如何に適切に管理運用していくか、整備補給部門の悩む所ですが、最近は航空機メーカー(主要な 部品メーカでもあります)と最新のサプライ チェーン マネージメントを構築し部品の最適管理に取り組んでいますが、一機300万点と云われる航空機が相 手のタフな仕事です。

 

雑学4; お前の会社は何してる?
最後に、当社は日本の航空会社向けに航空機整備に使用する整備用予備部品、機材の購入、日本より欧州メーカーへの修理部品(機体の降着装置等)の発注、発送、調整業務を主な生業としております。
7月12日より新社名「JAL AEROPARTS SAS」としてオペラのJALパリ支店と同じフロアーに移転しますのでので、お近くの会員の方はお見知り置き下さい。
尚、雑学の続きをもう少し知りたい方は、ル ブルージエ空港の「フランス航空宇宙博物館」に行かれる事をお勧めします、モンゴルフィエ兄弟の熱気球の実験や、ユニークなフランス的発想の独自の航空 機、出番の無くなった二機の怪鳥コンコルド、巨大なアリアンロケット等のフランス先端技術にも接する事が可能です。
最後に売店で飛行機グッズをお子様のお土産に買になり、日本の青少年に大空への夢とロマンを与えてあげて下さい。

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